勉強法 04 -失敗する法則を模索しよう-

こんにちは。合同会社SILKORZ(シルカーズ)運営の学習塾・大学受験予備校キクチアカデミー塾長の菊池です。さて、今回のテーマはタイトルにも記した通り「失敗の法則を模索せよ」というもので、一見、「え?成功の法則ではなくて、何故、失敗の法則なの?」と驚かれるかもしれないのですが、これは決して書き間違えなどではありません。成功したければ、考えるべきは成功の法則ではなく、失敗の法則なのです。いったいどういう理屈なのか、ご説明します。

例えば、オリンピックで金メダルを獲るとか、ノーベル賞を受賞するとか、時価総額数兆円の世界的大企業を創るとかいうレベルの話ならまだしも、東京大学に合格したい、医師になりたい、弁護士になりたい、というような、あくまでも人間が作った試験をパスしさえすれば、年間数千人がなれるような類のものは、普通にやれば普通に成功するのです。つまり、逆説的にいえば、何故、失敗するのかというと、なんらかの要因によって普通にやれないから失敗するわけです。将棋の天才である渡辺明永世竜王は、「どうしたら将棋が強くなれますか?」「強い棋士の条件は何ですか?」という質問に、「常に高い確率で正解手(その局面において最も最善の一手)を指し続けられる人ですね。人間は必ず間違えますから」というふうに答えています。これはつまり、別の言い方をすれば、勝負の分かれ目は「ベストな手を指せるか否か」というよりも「いかにミスをしないようにするか」であると定義する事が出来ます。

試験の話に戻します。試験合格という頂を、登山に置き換えて考えてみて下さい。どうやれば山の頂上までいけるでしょうか?それは、地道にでも「普通に登ってゆく事」です。では逆に、どうすれば頂上まで辿り着けないのかというと、もはや言うまでも無く、「普通に登っていかない」、すなわち、頂上へ向かって真っ直ぐ歩いてゆかなければならないのに、右へよれたり左へよれたり、途上でのんびりとお茶ばかり啜っていたり、はたまた登るべき山とは反対の方向へ行ってしまったり・・・これでは、いつまで経っても頂上へは辿り着けないですよね。この上記した「頂上へ着かない理由」つまり「試験に合格しない理由」を、ノートに箇条書きに書き出してみて下さい。「ついついスマホばかり弄っていて勉強が出来なかった」「スケジュールの立て方が甘くて、気がついた時には眠たくなっていた」「異性と遊んでばかりいた」などなど。ここで挙げた「私の試験に落ちる方法」という法則を踏まなければ、あなたは試験に合格する事が出来るのです。そして、その際にあなたの受験という登山をスムーズにする為の高性能なシューズやウェアに相当するものが「勉強メソッド」なのです。持って生まれた才能など殆ど関係ありません。さしずめ、記憶力や頭の回転力が登山で例えるところの脚力や体力に相当しますが、それこそ、普通に真面目に真っ直ぐ、頂上へ向かって歩いていれば、その過程で嫌でも鍛え上げられてしまうものなので、心配はいりません。成功の法則とは、奇をてらったり、怠けたりすることなく、普通の事を普通に頑張る事に他ならないのです。

「成功の法則?そんなものは無い。ただ、地道な努力があるのみだ。(チェス世界王者 ガルリ・カスパロフ)」

キクチアカデミー塾長日記

Follow me!