素早く学ぶ!実践で学ぶ学び方!
昨今では、人生100年時代と呼ばれ、ダイバーシティと働き方改革により多様な人生の選択が認められる時代となりました。
これからの時代は、自らの力で何を学ぶか取捨選択し学び方を自ら学んでいく能力が必要となります。そこで今回は、学び方を学んでいくために必要なものは何かについて考えてみました。
これから新しいスキルを得るために学ぼうと考えている方、料理の技術を身に付けたい方、プログラミング、語学、趣味、生活など、体験を踏まえて書きましたので、この記事で少しでも学び方について役に立てていただければと思います。
グローバル化や科学技術の物凄い進化により、社会の変化のスピードが日々早まっているのを実感します。沢山の情報を得ながら、未来を予測し、ステレオタイプな学習ではなく、学ぶ内容を変化させてキャッチアップしておかないと時代に合わせた自らの成長が生み出せなくなると思います。そこで、学ぶとは何かを考えた時に、経験から思いついたのが『実践で学ぶ』ことの重要性です。この実践により沢山の技術や知識を素早く身に付けることができました。
私は、中国語を習得したのですが、初めのころは毎日机の上で勉強しておりました。ある日、中国の方に多分?道を聞かれたのですが、全く答えることができず悔しい思いをしました。そこで、気付いたのは、もう中国人と話しまくるしかないと。それから、この自ら編み出した実践で学ぶメソッドを使うため、毎日、中国人の方が経営している中華料理店に通い、注文から味の感想、勘定までを中国語で通しました。そこまで、いくと夢も中国語で見るようになります。
ある程度、中国語を話せる技術をマスターしていたこともあり、シンガポールに行くチャンスを頂きました。約4ヶ月半滞在していたのですが、現地の人はマンダリンが8割なので、不自由なく暮らすことができました。基本を学んでいたので、どんどん新しい単語やフレーズが磁石のように身につくのを実感しました。
料理界も実践で学ぶことが大切だと思います。私は元中国料理人なのですが、机の上で知識をつけても技術は身につかないと思います。職人時代は、玉ねぎの皮むきを朝から晩までやっておりました。そんなわけで、いつまでたっても包丁は使えないし、鍋も振れない。そこで、私は思い切って小さな料理店に就職しました。そのお店は全ての技術を実践できる環境であったため、短期間で中国料理の技術を習得することができました。
生活面で大切なのは消防訓練での実践ではないでしょうか。消火器の使い方は簡単で、消火器を持って、ピンを外して、レバーを握るだけです。商社に勤務している時にビルの屋上で消防訓練があり、私の番が回ってきました。私は、前の人の消火器の扱いを見ていて高を括っていました。実際にレバーを握り的にめがけて放出したのですが、何とっ!自分の足に放出してしまったのです。靴やズボンは真っ白になってしまいました。こんな状態ですから、いざ火災に遭遇したとしたらと考えるとゾッとします。しかも平常心ではいられないでしょうから尚更です。経験があるのとないのとでは雲泥の差がでます。そんな経験から、自らの命を守るためにも災害を想定した消防訓練で消火器を実際に使い実践で学ぶことが大切だと感じました。