深みのある辛さを堪能『陳家私菜渋谷店』

友人からSNSで、エッジの効いた辛さを堪能できる美味しい四川料理店があるとの情報を頂き、行ってきました。

今回ご紹介するお店は、JR渋谷駅から徒歩5分にある四川料理『陳家私菜』（チンジャースゥツァイ）さんです。

オーナーシェフの陳さんは、手打ち面の刀削麺を日本に広めた第一人者と言われております。また、「陳家私菜」は中国のミシュランと呼ばれている「川菜名館」（チュアンツァイミングゥァン）を日本国内の中華料理店で初の受賞をしております。

看板メニューは、「元祖頂天石焼麻婆豆腐」と「頂天石焼麻婆刀削麺」です。
ぐるなびが協力している『チャイナフェスティバル2018 炎の激辛中華 G1グランプリ』では、なんと優勝しているお店なんですね。

チャイフェスとは、四川省や湖南省、重慶市などの中華料理店が会場に集まり、参加店舗が提供する激辛メニュー（各店3品）を選んで食べ比べるというものです。

すいません。話が長くなってしまいました(;’∀’)
早速、行ってみましょう！

JR渋谷駅のハチ公口から向かいます。

久しぶりの渋谷だったので、ちょっぴり寄り道しながら向かいます。
「地球の上に遊ぶこどもたち」の銅像です。
6人の子供たちが無邪気に遊んでいるモニュメント、和みますね。

渋谷のスクランブル交差点をわたり、渋谷センター街をぶらぶらしながらオルガン坂を上ります。
いやぁ～それにしても東京は、7月に入ってからもずっと曇り空が続いていますね。

勤労福祉会館前交差点を左に曲がり、公園通りの緩やかな坂をのぼると右側に見えてきました。
ワクワク♪楽しみですね♪

お店は地下にあります。

観葉植物が飾ってあり植物鑑賞しながらゆっくりと階段を下ります。

入口前のテラスにはオーナーシェフの陳さんと有名人とのツーショット写真がたくさん飾られており、熱帯魚が優雅に泳いでおります。癒されますね♪
わたしは、むかし熱帯魚のディスカスを飼っていたこともあり、優雅に泳いでいる魚を見ていると、つい時間を忘れて眺めてしまいます。

それでは、お店に入りましょう♪

広い店内ですね！席数は200席あるそうです。
入った時は数名のお客様だったのですが、私が入った後は、あっという間にほぼ満席状態に。恐るべき集客力！

こちらがランチメニューです。
友人から教わった、「麻辣刀削麺」（マァラァダオシィアオミィエン）800円を注文。プラス50円でライスを追加することも可能との事ですが、今回は面だけにしました。

ランチの「サラダ」、「スープ」、「ライス」、「杏仁豆腐」はセルフサービスです。

ランチサラダです。ゴマドレをかけていただきます！

料理が来る間、メニューを見ていると、「四つのこだわり」と書いてあったので、読んでみました。

金胡麻と白ごまのオリジナルブレンドをゴマを店内で煎り、手作業で擂るため新鮮で大変香ばしい香りがします。
黒酢と日本酢をブレンドした自家製黒酢を使用しています。
秘伝の自家製麻辣醤、四川山椒他15種類の高級香辛料を使用。
金華ハムや親鶏まるごと8羽と十二種類の食材を煮込んだ清湯を使用。

出典元：陳家私菜渋谷店メニュー

自家製の卓上調味料です。

元祖・麻辣刀削麺がきました。
おいしそぉ～！ってか辛そぁ～(;’∀’)
実は、わたしは辛いの好きで、「大辛」にしました。
店員さんに聞いたところ「大辛」は、「小辛」の10倍辛いのだそうです。
初の訪問で大辛を注文するわたしは、意外とチャレンジャーかも？

まずは、スープからいただきます。
旨い！

四川料理の特徴である、
「辣」（ラァ：唐辛子辛い）
「麻」（マァ：花椒辛い）
「甜」（ティェン：甘い）
「酸」（酸っぱい）

そして、
「香」（シァン：香りが良い）
「油重」（ヨゥジョン：油が多いこと）
「味儿浓」（ウェイァルノン：味がこいこと）
これらの味付けが立体的に感じ取れ、このバランスの良い四味融合には脱帽です。

ただ辛いのではなく、しっかりとした深みとまろやかさがお口の中で広がります。

続いて、面（ミィェン）を頂きます。
陳家私菜さんでは、麺の生地はどうしても発酵してしまうので、当日に粉と水だけで仕込み、その日に使い切るのだそうです。驚きです！

冠水（かんすい）を一切使わず、これだけのコシを出すのは正直に言って難しいです。

みなさんもご存知だと思いますが、かんすいは、ラーメンの麺の主体である小麦粉に添加して品質を改良し、コシや弾力性向上、歯ざわりを変化させます。アルカリ性である冠水が小麦粉のグルテンに作用することにより変化するのですね。

しっかりとした歯ごたえがあり、ゆっくり食べてものびないのがいいですね。