中野界隈屈指の老舗居酒屋『北國』＠中野

今回ご紹介するお店は、昭和感漂う大衆酒場「北國」（きたぐに）さん。
北國さんは、昭和32年に創業、あの「さよならだけが人生だ」の文人、井伏鱒二（いぶせますじ）に愛されたそうで、江戸川乱歩（えどがわらんぽ）、檀一雄（だんかずお）などが出入りしていたそうです。

中野レンガ坂通りは、お洒落で個性的なお店が軒を連ね、ライトアップもされております。
今では、中野一番の名所・史跡となっております。

キラキラの坂道をゆっくりと登り北国さんへ♪

レンガ坂を登り切り細い路地を入ると、昭和の素敵な街並みがそのまま残っているような、
すぅっと当時の生活に吸い込まれてしまいそうな感覚になります。

到着しました！
北國の看板の灯りは、優しい光を放ち静かな辺りを照らします。

歴史の重みを感じさせる外観から、一見さんはお断りのオーラがちょっぴり漂ってきます。

勇気を出して、引き戸を開けて店内へ。

「昭和」の空間が出現！
店内には旅行のお土産と思われる飾りや絵馬が飾られており、席は低めのＬ字カウンターと脇には3人掛けのテーブル一卓、奥には座敷とちゃぶ台が見えるのですが、荷物が置かれており今は使っていないようです。

壁にメニューの掲示はありますが、ビールやお酒の価格の表示はありません。
【メニュー】
・赤鯛粕漬　480円
・銀鮭やき　480円
・あつどーふ　400円
・ウインピー　480円
・板わさ　450円
・チーズ巻　450円
・いか納豆　380円
・ネギ玉やき　４００円
今回は料理を3品と瓶ビールにしました。

お通しの「澄まし汁」です。
澄んだ出汁とゴロゴロお野菜、ちくわなどが入っております。お出しがしっかりとられ、お野菜には味がしみ込んでおり。美味しいです。

こちらが、「ネギ玉」です。
中身は半熟でふわっふわでまろやかなお味♪
ネギもたっぷり入っており、ネギ好きなわたしにはたまりません♬

続いて「銀鮭やき」の登場です。
鮭は絶妙な焼き加減で皮からは香ばしい香りが漂い、ふっくらで皮も美味しいです♪
女将にどうすればこんなに美味しく焼けるのですかと聞いたところ、「秘密♬」と優しく答えてくださいました。気になりますね。

こちらが「白菜の漬物」です。
これは昔ながらの懐かしい味がします。
シャキシャキの歯ごたえと甘みがたまりません。一度食べたら箸が止まりませんね。

女将さんのオススメの「チーズ巻」です。
一口かじるとパリパリに揚がった餃子の皮の中からとろーりチーズが溶け出し、揚げ皮のこうばしい香りとチーズの旨味が絶妙に融合しお口いっぱいに広がります。

北國さんは開業してから約６０年が経ちます。
女将さん。健康で元気に少しでも長く続けてください。
美味しいお料理、ご馳走様でした。

北國
03-3381-5205
東京都中野区中野3-35-8